『個人都市』
Personal City
(16mm/color/23min./1990)
賞味期限切れのポテトサラダを食べた為に下痢をした男が迷い込んだのは、世にも奇妙な個人空間だった。実写、スチル写真合成、クレイアニメ、マットペインティング等さまざまな手法を織り交ぜて紡ぎだされる妄想の錯綜劇。
『春子の冒険』
Haruko Adventure
(16mm/B&W/14min./1991)
無機物と交信できる超能力少女・春子は、ある朝何者かの呼び声に目覚め、誘われるままに無数の“もののけ”が棲みついた昭和30年代の廃屋アパートにたどり着く。少女へのほのかな憧れと、都市への郷愁を漂わせたSFホラー&ファンタジー。
『箱の時代』
Box Age
(16mm/color/26min./1992)
女性に対しコンプレックスを持った男が、紆余曲折を経て理想の女性に巡り合うが、彼女の正体は何と……。結婚をテーマとした諧謔的な社会風刺劇。(音楽:中村滋延)
『蓄音機13号』
Gramophone No.13
(16mm/ B&W /20min./Silent/1993)
マッドサイエンティストが生ゴミ袋の中から探し出した貝殻を「蓄音機13号」という機械に入れて理想の恋人を創造しようとするが…。クレイ・アニメーションと実写を組み合わせた幻想的な作品。
『ATAMA』
(DV/ color / 30sec./ 1994)
スキンヘッドの男が食べようとしたオムレツの中から無数の小人が出現。彼らは男の脳内に潜入し、ついに頭部を爆発させてしまう。(製作:MTV JAPAN)
『パパが飛んだ朝』
Flying Daddy
(DV/ color /20sec./ 1997)
ある朝パパが布団の中で巨大な虫になり、驚愕する家族の目前で瞬時に羽化し、窓を突き破って空へ飛び立って行く。(製作:MTV JAPAN/プロデューサー:寺井弘典)
『DRAGON』
(DV/ color /40sec./ 1999)
ファーストフードで働いている少女にセクハラする店長。その姿は醜い怪獣そのものだ。激怒した少女は超巨大化し、店長を踏み潰してしまう。(製作:VIBE)