作品紹介・2010's


緑子/MIDORI-KO
緑子/MIDORI-KO

『緑子/MIDORI-KO』

(HD/color/55min./2010)

 

作者初の長編アニメーション。近未来の東京。来るべき食糧危機に備え5人の科学者たちが開発した夢の食物MIDORI-KOが脱走した。喰われることを拒否したMIDORI-KOは農学部研究者ミドリの家に逃げ込む。奪い返そうとする科学者たち。食欲旺盛な隣人たちも隙あらば喰おうと狙っている。MIDORI-KOをめぐって狂乱の争奪戦が始まる!

(製作:ミストラルジャパン/プロデューサー:水由章/音楽:坂本弘道)

 

 

  • オタワ国際アニメーション映画祭2010:コンペティション部門正式上映(カナダ)
  • 第2回ロサンゼルス・アニメーション映画祭2010:コンペティション部門正式上映(アメリカ)
  • 文化庁メディア芸術祭2010:審査委員会推薦作品(日本)
  • 第3回恵比寿映像祭2011:特集上映+展示(日本:東京都写真美術館)
  • ロッテルダム国際映画祭2011:招待上映(オランダ)
  • 第49回アナーバー映画祭:招待上映(アメリカ)
  • 第27回アムステルダムファンタスティック映画祭:個人プログラム上映(オランダ)
  • ANIMATION CELEBRATION:企画上映(アメリカ:ボストン美術館)
  • ザグレブ国際アニメーション映画祭2011:コンペティション部門正式上映(クロアチア)
  • アヌシー国際アニメーション映画祭2011:正式上映(フランス)
  • ソウル国際アニメーション映画祭:2012:コンペティション部門正式上映(韓国)
  • ロンドン国際アニメーション映画祭:2012:個人プログラム上映(イギリス)
  • 第9回日本映画祭2012/黒坂圭太特集:招待上映(韓国プサン/日本文化庁)
  • 第85回キネマ旬報ベストテン:日本映画個人賞 脚本賞
輪郭
輪郭

『輪郭』

(HD/color/7min./2012)

 

DIR EN GREYに提供したミュージックビデオの第二弾。メンバーの意向を受け「復活」をテーマとした。直撃的な前作から一変し、抽象性の高いイメージとなっている。(製作:FIRE WALL/ミストラルジャパン)

 

  • オスナブリュックメディアアート祭2014:コンペティション部門正式上映(ドイツ)
  • ソウル国際マンガ&アニメーション祭2014:コンペティション部門正式上映(韓国)
陽気な風景たち
陽気な風景たち

『陽気な風景たち』

Wealth of Vision

(HD/color/25min./2015)

 

3年間にわたって作者が本能の赴くまま描き溜めた膨大な鉛筆画から生まれた映画。自然界の雲や水流のように、メッセージを声高に叫ぶことなく観客自身の心象風景を呼び覚ます「触媒」とも呼ぶべき映像。

(製作:ミストラルジャパン/プロデューサー:水由章)

 

  • イメージフォーラムフェスティバル2017:正式上映
マチェーリカ/MATIERICA
マチェーリカ/MATIERICA

『マチェーリカ/MATIERICA』

(HD/color/30min./2017)

 

魅力的キャラクター、引き込まれる物語、美しい絵、流麗な動き、心地よい音楽、そんな「アニメらしさ」を全て排除しながら、なおも「アニメーション」として成立させようとする実験的な作品。

(製作:ミストラルジャパン/プロデューサー:水由章/音楽:鈴木治行)

山川景子は振り向かない
山川景子は振り向かない

『山川景子は振り向かない』

Metamorphous:Mountains and Streams/Ms.Yamakawa Keiko Never Looks Back

(HD/color/10min./2017)

 

山や川の景色は悠久の時の中で絶え間なく変化し続け、決して後戻りはしない。それらの風景を抽象化した数千枚の鉛筆画による作品。

 

  • イメージフォーラムフェスティバル2018:コンペティション部門正式上映(日本)
  • ANIMATOU国際アニメーション映画祭:コンペティション部門正式上映(スイス)
  • TINDIRINDIS国際アニメーション映画祭2018:コンペティション部門正式上映(クロアチア)
  • SEASHORTS映画祭2019:正式上映(マレーシア)
無軌道な線たち
無軌道な線たち

『無軌道な線たち』

Trackless lines

(HD/color/12min./2019)

 

鉛筆で紙に何本も描かれた線たちが、自らの意思で蠢き始める。そして作者の意図とは関係なく、新たな地平へと向かって無軌道に歩み出す。この映画は「発生→累積→沈黙→復活→変形→増幅→拡散」という7つの章から構成されている。

 

  • ANIMATOU国際アニメーション映画祭:コンペティション部門正式上映(スイス)
  • セントルイス国際映画祭2020:コンペティション部門正式上映(アメリカ)
A DRAWING FOR MAM
A DRAWING FOR MAM

『A DRAWING FOR MOM』

(HD/color/2min./2020)

 

金沢美術工芸大学奨励研究「アナログ素材8K撮影アニメーションに於ける絵画鑑賞的映像視聴体験の可能性に関する研究」の資料として制作提供した鉛筆ドローイングによるアニメーション作品。

(研究代表者:鈴木浩之)

生きる壁
生きる壁

『生きる壁』

The Living Wall

(HD/color/6min./2020)

 

自身では少しも動く事が出来ず、同じ場所に取り残され過ぎ行く者たちを見送りながら孤独の中で朽ち果て、それでも生き続ける「壁」のスピリットを具象化した映像詩。

 

  • イメージフォーラムフェスティバル2020:コンペティション部門正式上映(日本)
  • 広島国際アニメーションフェスティバル:「現代日本のアニメーション」選定(日本)
  • 第75回毎日映画コンクール:アニメーション部門ノミネート(日本)
  • NIPPON CONNECTION:企画上映(ドイツ)
落ちた事のある空
落ちた事のある空

『落ちた事のある空』

(HD/color/7min./2020)

 

DIR EN GREYの同名曲による「戦争」をテーマにしたミュージックビデオ。アニメーションを含む実写映像作品。実写監督は宮崎淳、プロデューサーは水由章、黒坂はアートワークとアニメーションと挿入イラストを担当。

(製作:FIRE WALL/ミストラルジャパン)

 

  • 2020年8月から配信を開始